スマート・フォーラム通信 通算243号

最低賃金をめぐる議論から(6/14)  日本商工会議所など中小企業3団体が、5月28日に政府が進める最低賃金引き上げの議論に反対する緊急提言を発表した。 「3%を上回る目標を新たに設定することは強く反対」で、全国一律の目標にも反対する。中小企業から負担が重すぎるとの 意見が噴出し、異例の反対声明となった。  6月13日の日経新聞では、連合会長の神津里季生氏と、日本商工会議所会頭の三村明夫氏のインタビューが並んで掲載された。 神津氏は、「現在の最低賃金の水準はセーフティーネットとして不十分。時給1000円でも2000時間働いて200万円。 これは異常だ。平均ではなく、『誰でもが1000円』を早期に達成しないといけない」と力説。一方の三村氏は、 「セーフティーネットである最低賃金を、生産性の引き上げや賃金全般を引き上げる道具として使うのはおかしい。 生産性の向上は必要だが、そのプレッシャーは中小企業にすでに十分かかっている」と主張。  同日13日に自民党が、政調全体会議と経済成長戦略本部の合同会議を党本部で開き、最低賃金を「年3%程度引き上げ、 全国加重平均で1000円を目指す」目標に関しては、「地方の景気や外国人労働者の受け入れ拡大を見込んで上げるべきだ」 という意見と、「中小企業に過重な負担がかかる」とするなど、賛否両論が出た。  ちなみに、連合会長の神津氏は、1979年東大卒で新日本製鉄に入社、基幹労連委員長などを経て15年から現職、63歳。 三村氏は、1963年東大卒で03年新日本製鉄社長、08年会長を経て18年から新日鉄住金社友名誉会長、78歳。 うーん、労働者や中小企業経営者の生の声は日経新聞には載らないのも当然か?

*******************************
横浜市鶴見区豊岡町20-9-505
よこはまシティユニオン「スマート・フォーラム」
http://smartforum.sakura.ne.jp
*******************************

戻る