スマート・フォーラム通信 通算264号

ニュージーランドの最低賃金の引き上げについて、中央大教授の宮本太郎さんが解説(毎日1/18)。 1894年、ニュージーランドは、世界で初めて全国一律の最低賃金制度を法制化した。昨年4月に時給で 1286円、さらに来年には1453円を実現するとしている。 日本とニュージーランドは、かつて 「雇用による生活保障」を目指し、両国とも「福祉は十分ではないが、働けばなんとか暮らしていける」 かたちをつくった。しかし、最低賃金の位置付けは全く異なっていた。ニュージーランドは最低賃金で 暮らせることを目指したのに対し、日本では男性稼ぎ主の年功賃金頼みで、最低賃金はそれを補完する 主婦パートの賃金水準に合わせられた。その背景には、女性の就労や社会的役割についての考え方の違いがあった。 ニュージーランドは1893年、世界で初めて女性参政権を導入した国でもある。最低賃金引き上げを進める労働党政権の アーダン首相も39歳の女性だ。日本では最低賃金を引き上げると地方の中小企業がつぶれて失業率が上がるという議論もあるが、 ニュージーランドはこの間の最低賃金引き上げでは失業率は増加しなかった。

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