スマート・フォーラム通信 通算302号
賃金格差解消、賃上げで バイトやパートに還元を（日経2/25） UAゼンセン会長の松浦昭彦氏のインタビューから。 コロナ禍でエッセンシャルワーカーと呼ばれた小売店などのアルバイトやパートに 一時的な手当を支払う企業もあったが、どちらかと言えば賃上げなどで還元してほしい。 コロナ収束後に、労働環境や賃金水準が元に戻る懸念がある。士気をあげる効果はあるが、 正社員との格差を今こそ縮小すべきだ。 UAゼンセンは、働き方に関係なく、全組合員へ の一時金と退職金の導入を目指している。流通やサービス業では、パートやアルバイト が事業の根幹を支えている。コロナでそれがより鮮明になった。「正社員とは別」とい う時代は変わったとの認識を根付かせないといけない。従業員100人未満の企業の労働組合 の組織率は1％だ。企業によっては、特定の部署や業務にのみパートなどがいる。 労使それぞれの目が届いていない恐れもある。同一労働同一賃金のルールは、 組合員かどうかに関係なく適用されるので、労使ともに意識づけが必要だ。
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