スマート・フォーラム通信 通算309号

苦境 女性・非正規に集中 支援策恩恵に偏り(日経5/1)  2020年度の雇用環境は、長引く新型コロナウイルスの影響で悪化。 中でも、飲食・サービス業などで女性を中心に非正規労働者への影響が大きく出ている。 総務省が4月30日に発表した労働力調査によると、20年度の就業者数は6664万人で9年ぶ りに減少。うち非正規の女性雇用者は1407万人と65万人減少し、32万人減少した非正規 の男性と比べても2倍以上の落ち込みだ。 一方で、正規職員・従業員数は、男性は4万 人減少したのに対し、女性は36万人増加していた。求人数は医療福祉、情報通信など コロナ禍でニーズの高い業種で多いが、販売・サービス業は大幅に減少。  田村厚生労働相は、「厳しい業種の人々が他の産業にスムーズに移動してもらえる体制、 環境を作る」としている。大臣のように口で言うのは簡単だが、非正規労働者が今までと 全く異なる仕事をすることは容易ではない。それが新聞の見出しにも表れている。

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