スマート・フォーラム通信 通算335号
スペインで、有期雇用を大幅制限（1/28日経、2/5赤旗）
スペインでは4人に1人が有期雇用で働く。とくに若者や女性たちが不安定な働き方を
余儀なくされており、ギグワーカーも多い。 2021年末に閣議決定した労働改革法の改正法案で、
有期雇用を一時的な生産増加に伴う人手不足や正規社員の一時的な欠員補充に限定。
業務・サービス契約の雇用期間が最長4年間だったが、原則6ヶ月として、1年までの延長を認める。
1年を超える場合は、正規雇用への切り替えを促す。議会では、ディアス副首相兼労働相が
「不安定雇用のまん延は国の恥だ」として、「若者がより良い条件で生活できるようになる」と述べた。
実は連立政権は少数内閣で、議会での勢力は拮抗。2月3日の採決では、賛成175、反対174の
わずか1票差で可決された。野党・国民党の議員の一人が、「誤って賛成票を投じた」と主張し、
結果の取り消しを求めている。
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