スマート・フォーラム通信 通算337号

パート賃上げ4%要求 UAゼンセン2年ぶり前年超え(日経2/26)  賃上げの機運が高まる中、カギを握るのが非正規雇用の従業員だ。  UAゼンセンは25日、2022年の春季労使交渉で、パートタイマー1人当た りの賃上げ要求幅が4%(時給40.6%相当)との1次集計を発表。 2年ぶりに前年を上回る要求水準だ。ゼンセンの松浦明彦会長は、 「先進国並みに賃金を引き上げるには、物価上昇分以上のベース アップとともにさらなる生産性向上が不可欠だ」と指摘する。  日本の時間当たり労働生産性(人件費や営業利益などの付加 価値を総労働時間で割って計算する)は、過去20年間で24%上昇した。 米国の35%には劣るものの、英国の20%に比べて高い伸び率を示している。  一方で、企業が生み出した付加価値を給与などに回す割合の 「労働分配率」は、コロナ前は60%超だったが、21年には55%まで 低下し歴史的低水準にあり、企業の賃上げ余力は高まっている。  インフレ懸念が一段と高まり、賃上げへの期待感が増す中で、 非正規の待遇改善も欠かせない状況になっている。

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