スマート・フォーラム通信 通算340号

非正規女性の23%『コロナで収入減』(4/1毎日など)  新型コロナウイルスの感染拡大で、非正規雇用で働く女性に与えた影響について、 「収入が減った」と答えた人の割合が23%だったことが連合のアンケート調査でわかった。 21%が勤務日数の減少などを挙げ、雇用や収入へのマイナスの影響が浮き彫りとなった。  以上のように、非正規のコロナ禍の影響についての調査のように報道されているが、実際の調査は、 「非正規雇用で働く女性に関する調査2022」という総合的な内容で、他にも興味深い結果が明らかに なっっている(詳しくは以下のサイト参照)。 https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20220331.pdf?9341  一口に非正規と言ってもさまざま。調査でも、派遣社員、パートタイマー、アルバイト、 有期契約・嘱託社員、臨時・非常勤公務員と分類されていて、配偶者・子どもの有無など 立場や状況はさまざま。よく議論になる非正規を選んだ理由。「家事に時間が必要だから」とか 「育児や介護に時間が必要だから」と答える割合は配偶者がいる人の方が高い。固定的性別役割 分担による家庭責任の偏りの影響がうかがえると分析。「正社員・正規職員として働けるところが なかったから」が、全体では11.4%なのだが、有期契約・嘱託社員に限ると31.5%と最も高い理由である。  個人年収の平均は167.9万円、主な家計収入が「自分の勤労収入」の人でも214.2万円で、フルタイム (週40時間以上)で働いている人でも、250.6万円にとどまる。収入だけではない。 「時間的なゆとりがない」が38.0%だが、子がいる人では44.9%、シングルマザーでは55.1%にのぼる。

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