スマート・フォーラム通信　通算357号

「スポットワーカー」760万人　 コロナ前の2倍超　副業需要で急増　仲介4社（日経10/1） 　オンライン上で募集される数時間単位の仕事に従事する「スポットワーカー」が急増している。 主要仲介業者でつくるスポットワーク協会のまとめによると、大手4社の個人登録会員数の合計は のべ約760万人となり、新型コロナの感染拡大前と比べて2倍超に達した。 人手不足に悩む飲食・サービス業に浸透し、農業などにも広がり始めた。 料理宅配便など「ギグワーカー」の多くが業務委託なのに対し、 受け入れ企業と雇用関係がある点が特長。最低賃金など労働法が適用され、 受け入れ企業は指揮命令ができる。 　仲介サービスの専業スタートアップのタイミーの利用者は19年には学生が30％、 会社員が16％を占めたが、22年5月には会社員の比率が39％に上昇し、学生は10％に。 タイミーで副業する人に理由を尋ねたところ、「生活費の足しにするため」（69％）が最も多い。 外食大手のワタミでは、繁忙期の店舗でスタッフの1～2割程度がスポットワーカーだ。 　最低賃金を下回る違法な求人の掲載や賃金不払いなどのトラブルもある。 厚生労働省は10月1日から施行される改正職業安定法で求人情報の的確表示を義務づけ、 スポットワーク協会も違法法人の排除などの自主ルール整備を進めている。

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