スマート・フォーラム通信 通算358号

大阪大と14~18年にわたって有期の業務委託契約を結び、英語の授業を担当してきた外国人の 非常勤講師2人が8月31日、無期契約への転換を阪大に求め、大阪地裁に提訴した。  阪大は2人の契約が「労働契約ではない」として無期転換を拒んでいる。原告側は、 講義の内容や教科書の指定、レジュメやテストの作成などは大学側から指示されており 裁量の余地がなく、「実態は雇用関係があった」としている。  文部科学省は昨年4月、授業は原則、大学の指揮監督が及ぶ直接雇用の教員が行い、 業務委託先は補助にとどめるとの見解を改めて通知。阪大は今年4月、原告2人を含 む約600人の非常勤講師の契約を業務委託から直接雇用に切り替えた。 23年3月までの単年度契約で、契約期間の上限を5年とされている。  阪大は、「訴状が届いていないためコメントを差し控える」としている。

*******************************
横浜市鶴見区豊岡町20-9-505
よこはまシティユニオン「スマート・フォーラム」
http://smartforum.sakura.ne.jp
*******************************

戻る