スマート・フォーラム通信 通算373号

地方自治体の(原稿)契約、突如打ち切りの経験から  私が所属する神奈川労災職業病センターは、川崎市からの依頼で、同市が毎月発行している「かわさき労働情報」 の『労働相談Q&A』という欄に原稿を書いてきました。正確には覚えていないのですが、PCに2015年5月号の原稿が 残っているので10年近くになります。毎月3問の質問を考えて、回答を考えるのはけっこう大変です。 市の出版物ですから「組合を作って闘うべきです」というような書き方はできませんし、2~3回の校正を 経て完成に至ります。数年前の担当の方は、「記事の中で読者の評価が一番高いです」とおだててくれて、 年に1回ですが2ページ、6問を一挙に掲載した時期もありました。いわゆる裏表紙最後のページで編集後記の 上という目立つ場所でした。当センターの紹介まであります。  ところが、今年4月、いつもなら10日頃にはメールで2ヶ月先の6月号掲載予定の原稿執筆依頼が届くのに、 何も言ってきません。5月号分の校正はいつも通り進んでいたので、おかしいなと思って担当者に確認の メールをしました。すると、17日に、「6月号以降についてなのですが、川崎市の労働相談体制の変更により、 別途労働相談QAを作成することとなりました。川本様に原稿をお願いするのは5月号までとなる予定でございます。 きちんとご挨拶をと考えておりましたが、日程が難しく、まずはメールでのご連絡となり申し訳ありません。」 とのお返事が来ました。なるほど、依頼は毎月のことなのですが(わざわざ文書も届きます)、 打ち切られるとは全く予想していませんでしたのでけっこうショックでした。フリーランスのライターの 連載打ち切りや、有期雇用労働者の突然の雇止めというのも、こういう感じなんだな・・・と (被害とショックの大きさは比べ物になりませんが・・・)。 昨年度のバックナンバーが載っている川崎市のサイトは以下の通りです。 https://www.city.kawasaki.jp/jigyou/category/78-34-2-8-0-0-0-0-0-0.html

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