Ｎ組合員は、13年から社会福祉法人青い鳥（横浜市港北区）で非常勤職員（週４日勤務）として働いてきました。19年９月、ユニオンは一時金（賞与）、夏季休暇、子の看護や介護休暇を有給にすること等、常勤との格差是正を求めました。
当時、一時金は常勤は年間３・95ヶ月、非常勤はゼロ。夏季休暇は常勤７日、非常勤はゼロ。子の看護休暇も常勤は有給ですが、非常勤は無給でした。
法人は20年２月、非常勤の冬季一時金を０・２ヶ月、夏季休暇を２日にすると回答。22年から夏季一時金も０・２ヶ月になりましたが、それでも常勤の10分の１以下です。
Ｎ組合員は常勤と全く同じ仕事をしていますが、夏季休暇は相変わらず２日で、子の看護休暇も無給のままです。夏季休暇を増やしても、法人に新たな財政負担は必要ありません。
ちなみに横浜市など多くの自治体の夏季休暇は、正規職員も会計年度任用職員も５日です。
24年７月、ユニオンは、常勤と非常勤の差別解消、具体的には夏季休暇日数の増加と一時金の増額を求め、神奈川県労働員会にあっせんを申請しました。法人があっせんに応じたので、９月27日（金）10時から、第１回の「あっせん活動」が行われます。