1月11日に旗開き(主催/全造船関東地協労組)が波止場会館(横浜市中区)ホールで開かれ、40名が参加しました。
この日のために名古屋から、自前の津軽三味線を抱えて駆けつけて下さった森繁雄さん(名古屋ふれあいユニオン)が「じょんから節」など3曲を披露。その力強い音色に圧倒され、会場からは大きな歓声が沸きました。
続いて、大阪で反ヘイトスピーチ裁判を闘った李信恵さんのドキュメンタリー映画「もっと真ん中で」が上映されました。ちょうど来日中のオ・ソヨン監督も通訳の方と登壇され、お話も伺えて、感激もひとしおでした。
熱い気持ちと仲間と集える喜びを忘れず、今年も共に歩んでいきましょう!
新年のご挨拶
執行委員長 日和田典之
組合員の皆さん、お世話になっている支援労組
・団体の皆さん、明けましておめでとうございます。
今回の年末年始では、曜日の並び利用して、ゆっくりした方もいたと思います。しかし、ロシア、ウクライナの戦争、ガザでのイスラエルによる虐殺は続き、アメリカには、もうすぐトランプ大統領が帰ってきます。ヨーロッパでも、移民排斥を声高に主張する勢力が、政治体制を揺さぶっています。韓国では、突然の「非常戒厳」発令を民衆が押しとどめましたが、尹大統領は抵抗を続けています。世界の激動を実感させられるニュースばかりです。
日本は、どうでしょう。昨年の元旦に起きた能登地震の復興は、進んだのでしょうか。都市部の再開発が進み、高層ビルや大型商業施設が次々建てられていますが、人々の暮らしは良くなったのでしょうか。
人手不足が続き、春闘で高いベーアップ回答があり、最低賃金が引き上げられましたが、物価高に追いつくつくことすらできていません。特殊詐欺は次々に手を変え、スキマバイトの闇にハマって犯罪を犯す若者もいます。東京や兵庫県の選挙では、とんでもない行為が行われました。SNS上では、ますますヘイトやフェイクが飛び交っています。裏金作りがバレてしまった議員が、人々の怒りで落選したものの、自公政権は生き延びました。そして、軍備増強、原発推進に突き進もうとしています。社会のタガが外れてしまったかのようです。
そんな世情に負けることなく、全国各地で、それぞれのユニオンがガンバッテいますが、共通の悩みがあります。ユニオンを支えるメンバーの高齢化です。よこはまシティユニオンも例外ではありません。これまでの運動を地道に続けながらも、もっと多くの人に「ユニよこ」を知ってもらい、共に歩み始めてもらうために必要なことを考え、実行していく一年にして行きましょう。