障害者地域活動支援センターの相談支援員(電話相談)として今年1月から働くIさんは、ある利用者からハラスメントを受けるようになりました。同僚に相談しても、「あの人はいつも新入社員をターゲットにするから」と受け流されました。2月末、この利用者が事務所に侵入し、車椅子のIさんに物を投げつけ、罵声を浴びせ、迫ってきて平手で叩くなどしました。Iさんは強いショックを受け、「うつ」と診断され、休業を余儀なくされました。
6月にユニオンでお話を伺うと、会社の休職期間は1ヶ月で、雇用を失うとIさんの場合は傷病手当金も出ないことが判明。7月の団体交渉で、ユニオンは休職期間延長を要求。法人は、最長で1年間雇用関係を維持すると回答しました。現在もIさんは療養中です。